車田 修平((公財)吉野山保勝会 理事長)からのメッセージ
吉野山保勝会は、大正五年、聖地吉野山の桜・史跡・名勝を守り続けることを目的に、先人達が知恵を絞り尽くして設立した組織です。現在、「吉野山の桜」を保護・育成することを主たる事業としています。
山岳宗教修験道の開祖(役行者)が感得した蔵王権現を桜の木に刻み、お祀りしたことから、桜は御神木としてあがめられ、献木というかたちで植え続け、大切に育ててきました。
4月には下千本・中千本・上千本・奥千本と標高差で順番に見事な花が咲き、観光客で賑やかな春になりますが、残り11ヶ月間は桜樹林の保護・育成(下草刈/植栽/ナラタケ菌・テングス病・ヤドリギの除去/
近年の桜の樹勢衰退に、大和ハウス工業をはじめ、全国の団体・個人のご支援により、原因究明するための調査を実施し、新たな桜樹林のあり方を模索すると共に、日本の心・日本の誇りである山桜を再生したいと願っております。
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